天界の秘義 第5巻 Arcana Caelestia Vol 5

第四巻は、旧約聖書「創世記」第28章から31章までの内的意味の解説 します。


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内容紹介

まえがきより

『天界の秘義』第五巻は、 旧約聖書「創世記」第28章から第31章までの、全四章に焦点をあてます。これはイサクの息子ヤコブが、父の家を出て、ハランにいる叔父のラバンを訪ね、そこで愛妻ラケルのために十数年働きます。やがて妻をめとり、子供を産み、家族をふやし、さらに家畜を増やして、二十年が経過します。ヤコブは、やがてラバンから別れて、自分の故郷に帰る日の来たことを感じ、一族郎党をひきつれ、カナンに帰ってくるまでの物語です。

 創世記全50章の中で、この部分は、物語性の豊かな記述がつづきます。ヤコブが一人前の男として成長する物語です。第28章では、杖一本を手にヨルダン川を渡って、ひとり旅に出るヤコブが、天使たちが上下する梯子の夢を見ます。それは内的意味上、奥行きのある啓示が含まれています。第29章では、ラバンの二人娘の中、妹のラケルを妻として貰い受けるため、十四年間、ラバンの牧場で働きますが、その間、無理矢理嫁がされた姉のレアによって、四人の男子をもうけます。

 第30章では、ラケルは、そのはしためのビルハを通して、レアは、そのはしためのジルパを通して、二人ずつ子供を授かります。子供が増えると同時に、財産である家畜も増え、やがて第31章では、全家族、全財産をたずさえ、父の家へ向かって出立する有様が描かれます。

 さて、全巻を通じて特筆すべきことは、スウェーデンボルグの記述に盛られている表象性です。「表象」という表現で、分かりにくければ、「象徴」と言い換えることもできます。あるいは、物語のすべてが一定の啓示を含んでいるという点で、「寓話」でもあります。アブラハム以前の物語は、史実でなく、創作であることは、何度が触れましたが、アブラハム以降の物語は、史実にもとづいており、その史実にしたがって記された創世記物語には、聖書の原典著者に、最高の意味性が付与されていることが指摘されます(例えば605,1410節を参照)。

 それがどのような意味を含みもつか、本書の各ページをひもとけば、各自の理解できる程度に照らされます。また概括的な流れを、前もって把握したい方は、本書の「あとがき - 本書の解説をかねて」を読むこともできます。ただしこれには不可避的に、訳者の主観が含まれますので、可能なかぎり、最初から本文にチャレンジすることをお勧めします。